パフォーマンスユニット『バストリオ』を主宰する演出家であり映画監督の今野裕一郎が、自然の中で録音・演奏をする音楽家の松本一哉を被写体にしたドキュメンタリー映画『UTURU』の上映と、PORT周辺でのライブイベント。
「UTURU」
音楽家の松本一哉は、8年かけて制作してきた音源を完成させるため、流氷を目指して旅に出た。自然を相手に、たった一人で録音と演奏を重ねる松本に、友人でもある監督が同行。世界自然遺産の知床で、新たな音を探し、二人で旅を続ける。目の前にある世界。そこにはいつも音が存在している。北海道で全編ロケ撮影を行い、人間と自然の間にある、何かを想像する生き物の記録。タイトルはアイヌ語で「その間」という意味。
東京ドキュメンタリー映画祭2021短編コンペティション部門選出。
この企画は、奈良市にて開催される松本一哉の個展『pulse』の関連企画として開催されます。
http://www.horhythm.com/pulse
音楽家。主に楽器ではなく、造形物・非楽器・自然物・身体などを用い、自身の音と環境音との境界線を無くし、聴く事に没入させる即興表現を追求。
偶然に起こる環境音との即興による音源制作、会場に滞在・生活し音を展示する動態展示、全都道府県を周る演奏ツアー、公演を行わず人に会いに行く事がテーマの「人の音を聴きに行くツアー」や、今野裕一郎主宰のパフォーマンスユニット「バストリオ」との公演や企画に参加。
http://www.horhythm.com/
1981 年生まれ。大学在学中に映画監督の佐藤真氏に師事してドキュメンタリー映画制作から表現を始める。2015年に映画『Hello,supernova』がドイツで開催された。Nippon Connectionに招待され、2019年に映画『グッドバイ』がポレポレ東中野で公開された。バストリオというユニットを主宰し、パフォーミングアーツやインスタレーション作品を日本各地で発表し ており、小中学生を対象とした「こどもえんげき部」という教育活動に携わるなどボーダーレスな活動を行なっている。
http://busstrio.com
音楽家。プログラマ。トロンボーンとピアノと自作楽器を使って演奏しています。
http://floating.jp/
松本一哉 / PORT / (協力)sukima industries