現在、日本において調査は、マーケティングなどで知られているような経済面を重視した手法が幅を利かせています。そして、その調査をもとに、街の生活空間が作られることが多くなっています。しかし、その空間は、生活を本当に豊かにしているのでしょうか。ただその生活に慣らされてしまっているだけなのではないでしょうか。
今回のコネクタテレビ公開収録では、障害のある人“と”調査をするインクルーシブ・リサーチという新たな調査方法に取り組む森口弘美さんを迎えます。実際に試みた調査の事例をお聞きし、これまでとは違う回路で街や生活のあり方を創造していく可能性について考えてみたいと思います。
収録に興味のある方はどなたでもご参加ください。(コネクタテレビ編集部)
同志社大学社会学部助教(2017年3月収録時点)として、障害のある人の福祉に関する研究を行う。前職の財団法人たんぽぽの家では「ケアする人のケア」プロジェクトに従事、現在もアドバイザーを務める。
著書『知的障害者の「親元からの自立」を実現する実践――エピソード記述で導き出す新しい枠組み』,(ミネルヴァ書房)
2004年10月より大阪のケーブルテレビで放送開始し、2009年3月よりインターネット配信するスタイルになった、アート・文化・生活に関する情報発信番組。
番組では、「アートってなんなの?文化ってどうなの?」と、アートや文化・芸術活動に関わる人々の動きや現場を取り上げています。
また、番組制作チームが文化・芸術活動を取材するという方法だけでなく、アーティストや現場スタッフなど活動の当事者や、関心を持つ人々が企画を持ち込み、撮影・編集までをする【持ち込み企画】番組もあり、これらの仕組みにより、様々な立場の人が様々な視点で作った番組を配信・アーカイブしています。番組はすべて15分弱で制作しています。
http://www.connectortv.net
(企画:npo recip)